
『女子の本懐』 市ヶ谷の55日
978-4-16-660602-3
著者は前防衛大臣
歯切れの良い文体でとても読みやすい
当事者の書いた日付入りの文章ということも
あってなかなか興味深い
まあ相当な才女なのであろう
閉じ込められた機内で一気に読み終えた
しかしながら何かすっきりしない …
例えば海外出張にしても儀仗閲兵にしても
ヘリコプター使用にしても莫大な経費がかかっている
という認識が全く感じられないのである
国防をおもちゃにしているようで極めて不愉快だ
それに何とも越えがたい gender が底流に横たわっていて
やはり『もののふ』の長は一般論として男子のほうが
適しているように思えてならない